社会保険や厚生年金の加入時、税金を支払う際など様々な場面でマイナンバーの提出が必要となりました。
派遣会社で派遣社員として働く場合も、マイナンバーの提出は必要なのでしょうか?
また、提出するとすれば雇用元である派遣会社なのか、それとも就業先である派遣先企業なのでしょうか?それとも両方でしょうか?
そこで今回は、派遣社員のマイナンバーの提出について説明していきます。
派遣社員はマイナンバーの提出は必要なのか?
結論から言いますと、派遣社員のマイナンバーの提出は必要です。
ただし、提出のタイミングとしては面接や登録会を受けた登録段階では提出の必要が無く、派遣先の就業が決まった段階で、就業初日までにマイナンバーの提出が必要となります。
就業前にマイナンバーの提出が必要である理由は、各種保険の手続きや給与支払い等の公的書類を各市町村や税務署に届け出る際に必要となるからです。
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マイナンバー提出先は派遣元?派遣先?
マイナンバーの提出先は、雇用元である派遣会社にしましょう。
また、派遣先企業には提出の必要はありません。
もし、派遣先企業の担当者からマイナンバーを聞かれた場合は、派遣会社の担当者に伝えてある旨を伝えれば問題ありません。
マイナンバーの提出方法は?番号だけでOK?
マイナンバーの提出の方法は派遣会社によって様々です。
口頭で番号だけを伝えればいい派遣会社もあれば、原本を見せコピーを提出しなければならない派遣会社もあります。
マイナンバーの提出方法については、派遣会社の面接や登録会の際に担当者に確認しましょう。
マイナンバーを提出したくない場合は?
派遣会社にマイナンバーを提出したくない場合は、就業はできないと考えましょう。
雇用するにあたって労働者のマイナンバーの提出は必須となりますので、提出できない求職者を派遣会社も雇う事はできません。
もし、まだ番号の交付を受けていない人やマイナンバー通知カードをお持ちでない方は、市役所や役場に早めに行きましょう。
まとめ
派遣社員のマイナンバーの提出は必要となり、その提出先は雇用元の派遣会社となります。
こういった提出書類の準備は面倒かもしれませんが、派遣会社の担当者はこういった部分でも派遣社員が「期限を守れる人かどうか」「伝えたことを理解して覚えているかどうか」とその人の人柄や性格をみています。
どうせ後で提出する物ですから、早めに提出する事を心掛けていきましょう。