ほとんどの面接の最後の方で聞かれる
「何か質問はありませんか?」
逆質問は自由度の高い質問ですが、だからといって何でもかんでも聞いていいわけではありません。
この逆質問一つで、それまで良かった印象が最後の最後に悪くなってしまうことも考えられます。
それほど、この逆質問は面接の中でも重要な質問と言えるでしょう。
今回は、そんな逆質問で面接官に悪印象を与えてしまうフレーズと、それはなぜどんなところが悪印象を与えてしまうポイントなのかをお話していきます。
派遣の面接で好印象を残すコツとは?
悪印象を与えてしまう10の質問
自分ではまさかこの質問が悪印象を与えてしまうなんて思ってもいないような質問が、面接官にとっては悪印象を与えてしまうものがあります。
一体どんな質問がダメなのでしょうか。
- いつから、何日頃から、働き始めることができますか?
- 御社ではどんな商品やサービスを扱っているのですか?
- 御社の強みはなんですか?
- 長期休暇は取得できますか?
- 有給休暇の取得率は高いですか?
- 職場の方々はどれぐらいの残業をしていますか?
- 福利厚生は整っていますか?
- 私の経験の場合、いくらぐらいの給与から始められますか?
- 〇〇について勉強したいと考えているのですが、勉強できる環境はありますか?
- 過去の豊富なキャリアがあるので、それにふさわしいポジションを任せてもらえますか?
以上のような質問は、悪印象を与えてしまう質問といえます。
中には、給与や休日について気になることは当然だと思っている人も少なくはないでしょう。
しかし、最後の逆質問でこのような質問をしてしまうと、仕事の内容や中身よりも待遇面を判断基準としているのでは、と思われてしまいます。
ではその他の質問に関してはどこがだめなのか、どういったところが悪印象を与えてしまうのでしょうか。
どんなところが悪印象になるポイント?
他の質問についても、なぜだめなのか、どんなところが悪印象を与えてしまうポイントなのかをお話していきます。
どんな商品やサービスを扱っているのかは、ホームページや求人を見て調べればすぐに分かることですよね。
それを質問するということは志望している会社について何も知らない、調べてこなかった、と言っているようなものです。
面接を受ける前にその会社の事は、きちんと調べていきましょう。調べた上で、商品やサービスについて深く尋ねることは興味や意欲を表すことにもつながるので、好印象を残せるでしょう。
「いつから働けますか?」と質問すると、採用してもらえることが前提の質問にも聞こえてしまいますよね。しかし入社時期も気になる一つのポイントです。
入社時期を質問したい場合は「もし御社に採用して頂けた場合」と前置きをすることで、悪い印象を与えることなく答えてもらえるので前後の言葉にも気を付けましょう。
それだけのことで印象がガラリと変わってしまいます。
また、「勉強させてもらえる環境がありますか?」という質問は、一見勉強したい!と意欲ややる気を感じれなくもないのですが、会社に勉強させてもらう環境を求めていると捉えられてしまい、自主性に欠けるといったあまり良くない印象を与えてしまう可能性があります。
勉強したいことや、勉強していることを伝えたい場合は、
「今〇〇の資格を取得したくて勉強しているのですが、そのような資格は御社で生かすことができますか?」
このように質問すればいいのではないでしょうか。
他にも、「豊富なキャリアがあるので」などと自分の過去の経験を高圧的に主張すると、「過去の経験にとらわれている」「新しい会社には馴染めない」と思われてしまうこともあります。
過去の経験に関してアピールしたい場合は、
「前職ではリーダーのポジションを任され、メンバーとの協力を第一に考えてきました。御社ではリーダーなど責任あるポジションに昇進していくためには、どのような能力が求められますか?」
というように質問すれば、あなたの長所のリーダーシップがあることも伝えられ、また昇進していきたいという、やる気や意欲も伝えられるでしょう。
まとめ
何も準備しないまま面接を迎えてしまうと、「何か質問はありますか?」と聞かれる際、焦って「特に何もないです」と答えてしまったり、このような質問をしてしまうことになってしまいます。
逆質問は、時間が少し余ったからと聞かれるわけではありません。
あなたのやる気や意欲を面接官はみています。
前もってしっかり準備しておき、長所をアピールしたり、会社への関心が高いことを伝えることができれば、きっと好印象を持ってもらえるはすです。