「あなたの長所はどんなところですか?」と面接で聞かれることはほとんどあります。
長所は自分の良いところ、強みな部分なのでしっかりアピールしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、長所だからと言ってもどんな長所でも面接官に良い印象を持ってもらえるかというとそうではありません。
話す内容や、伝え方によっては寧ろ悪印象やマイナスなイメージを与えてしまう可能性も考えられます。
また面接官はこの質問を通して、色々なところを見ています。
もし少し考えてしまうような時間があれば、この人は自分の長所を分かっていない、自己分析ができない人と判断されることもあります。
せっかくの自分の良いところをアピールできるチャンスなので、前もって準備しておき自信を持って答えられるようにしたいですね。
では、どのような答え方がマイナスなイメージを与えてしまうのでしょうか。
今回は、面接官に悪印象を与えてしまう長所の答え方についてお話していきます。
仕事に関係のないことを話してしまう
「私の長所は料理が得意なところです。」
「私の長所はサッカーを10年続けているところです。」
どちらも確かに素晴らしい長所ではありますが、面接官に良い印象を与えられるかというとそうではありません。
これらの長所を伝えても、その長所が会社や職場でどう生かせることができるのか全くイメージすることはできませんよね。
面接で答える長所や短所は、仕事につながることを話すのが基本です。
もしこれらのことを話してしまうと、場を選んで話すことができない人などと悪印象を与えてしまいかねません。
社会人として答えるふさわしい長所なのか、一度考えてみましょう。
古すぎるエピソードを話してしまう
長所をより詳しく分かりやすく伝えるためにエピソードを交えて話すことは、面接官からしても好印象です。
しかし、そのエピソードが小中学生の頃のものでは少し古すぎて説得力が弱くなってしまいます。
いい大人が何年も前の話をしてしまうと、
「社会人になってからは、自分が学んだり気付くことができた体験を何もしていないのだろうか?」
「子供の頃から今も何も成長していないということのなるのだろうか?」
と、面接官に思われてしまいます。
いくら今でも大切な誇れるエピソードであっても、社会人となった面接の場で伝えることは控えましょう。
なるべく伝えるエピソードは社会人になってからのものを選んでみてください。
自慢気や高圧的に話してしまう
いくら長所だからといって、偉そうな口調で話してしまったり大きな態度をとってしまうことは絶対にやめましょう。
長所を伝えることは面接の中でも、自分をアピールできる最大のチャンスの場ではありますが、だからと言って強引に伝えるようなことは悪印象を与えてしまいます。
「私は前職でリーダー職を任されていたなどの豊富なキャリアがあります。御社でもこのキャリアにふさわしいポジションを与えてほしいと考えています。」
こんな答え方をしてしまっては、面接官はもちろん悪印象を持ってしまうでしょう。
絶対に、相手が上から目線と感じるような話し方はしないこと。
この質問も、他の質問と何も変わりはありません。
あくまで面接を受けている立場だと認識し、それにふさわしい礼儀と言葉遣いを忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は面接官に悪印象を与えてしまう長所の答え方についてお話してきました。
自分では自信を持っている長所でも、内容によっては面接の場で話すにはふさわしくないこともあります。
また、自分をアピールしないと!と焦ってしまったり、張り切りすぎて伝え方が強引になってしまっても、あまり良い印象を残すことはできません。
他の質問と同じように考え、落ち着いて答えることが大切です。
自分の長所がこの面接で話すことにふさわしいのか、前もって見つめなおしてしっかり準備しておきましょう。