派遣会社で面接や登録会に出席した際に派遣会社の担当者より、
「スキルチェックをします。」
と、伝えられる場合があります。
この派遣会社のスキルチェックは入社試験のようなものなのでしょうか?
また、事前対策や勉強は必要なのでしょうか?
そこで今回は派遣会社のスキルチェックについて説明していきます。
派遣会社のスキルチェックとは?
試験内容と難易度
派遣会社のスキルチェックは、会社や派遣先、そこでの業務によって様々ですが、基本的にはそれほどまで難しくはありません。
一般常識が分かり、中学生レベルの漢字や計算問題ができれば事前対策をしなくても問題ありません。
事務職での就業の場合ですと、実際にパソコンを使用しWordやExcelの腕前をみたり、タイピングのスピードを計測する場合もあります。
他には、受付業務ですと電話応対やビジネスマナーといったスキルチェックをする場合もあります。
派遣会社のスキルチェックの例題
どのような問題が出題されるのか科目ごとに分けましたので参考にして下さい。
【国語】
Q、次の漢字は何と読みますか?
月極
①げっきょく ②つきぎめ ③つききわめ ④げつごく
Q、次の言葉の〇に入る漢字を選んでください。
必要不可〇
① 決 ② 欠 ③ 結 ④ 穴
国語の問題では、「正しい敬語はどれでしょう?」といった一般常識も兼ねた問題が出される事があります。
【計算問題】
Q、次の計算をしてください。
・2+7×5=
・30÷5×2=
Q、A君はりんご8個とみかんを何個か買い、合計金額は1,000円でした。りんご はみかんより10円高い値段です。さてA君はみかんを何個買いましたか?
【Word】
こちらの問題は派遣先の求めるレベルによって変わり、初級、中級、上級といった形になります。
初級・・・文章の作成、印刷設定が出来るかどうか
中級・・・表のやグラフが入った文章作成が出来るかどうか
上級・・・セクション操作、テンプレートの作成が出来るかどうか
【Excel】
ExcelもWordと同じく三段階のレベルに応じて出題されます。
初級・・・データを入力、四則計算が出来るかどうか
中級・・・表やグラフを作成、関数を使えるかどうか
上級・・・データベース、マクロ、VBAを使えるかどうか
【タイピング】
何分間に何文字打てるかのテストになります。目安としては1分間に50文字打つことが出来れば、派遣会社のスキルチェックは大丈夫です。
【電話応対】
Q、勤務中、間違い電話が掛かってきました。あなたはどう対応しますか?
①他の業務があるので、適当に返事し電話を切る
②「間違ってますよ。」と優しく伝え、電話を切る
③面白がってしばらく相手に合わせる
④「こちらは〇〇社です。どちらにおかけでしょうか?」と相手に間違いで あることを気づかせる。
Q、会議中の山田部長宛てにご家族より電話がありました。どう返答しますか?
①「山田は会議中なので、ただ今お繋ぎできません。」
②「山田部長は席を外しております。」
③「山田部長様は会議に出ておられます。」
④「山田様は会議中ですので、終わり次第連絡するよう伝えます。」
まとめ
派遣会社のスキルチェックは簡単なものが多く、特別に勉強する必要はありません。
それに、派遣会社によっては何回も受ける事ができたり、スキルアップの為に派遣会社で学習できることもあります。
スキルチェックの点数が悪いと、不採用にならないか心配になりますが、スキルチェックだけで採用不採用は決まりません。
テストと聞くと気張ってしまう気持ちもありますが、ある意味あなたのスキルの現状が分かる場でもありますので、これを機に自身のスキルアップを目指しましょう。