派遣先での仕事が製造業だった場合。
工場や倉庫での仕事が未経験だと不安になりますよね。
特に製造業だと体力仕事やライン作業のイメージが先行されており、「自分にもできるのかな?」と考える方も多くいます。
ここでは派遣社員の製造業では、どんな仕事をするのか説明していきます。
ライン作業
製造業で任される仕事の内容で一番多いのが、このライン作業です。
ライン作業では、コンベアの上に置かれた部材が一方方向に流れてきます。
その流れてきた部材に対して、組み立てや加工、検査などを行い、またコンベアに戻し、次の部材の作業に取り掛かるといった作業となります。
繰り返しの作業で、何の変化もない為、一定の場所でずっと作業をするのが苦手な方には不向きとなります。
反対に、移動をよく行う作業よりも、一定の場所での作業が好きな方には、ライン作業は合うかもしれません。
運搬や出荷作業
主にフォークリフトを使用した作業となり、工場からの出荷や部材の受け渡し、管理を任されます。商品名や数量、宛先等の確認が重要となります。
これらの作業ではフォークリフトの運転を伴う場合は、必ず有資格者が作業し、安全面に注意してください。実際、フォークリフトの運搬時の事故は多発しています。
機械オペレーター
商品の製造や加工をする製造機械類の操作を行う仕事になります。
操作や運転については、簡単なものから難しいものまで様々ですので、指揮命令者(派遣先の指導担当者)よりしっかりと指導を受けましょう。
操作に慣れると体力的には比較的楽な作業になります。また、機械が動いていないからと勝手に触ったり、上に乗ったりすると大変危険です。
溶接
溶接とは、二つ以上の材料を接合するために、熱を加えて溶かし繋げる接合方法です。
溶接するサイズは小さいものから大きなものまであり、熟練者になるにつれて大きな部材の溶接が出来るようになります。
熱を使った作業ですので当然ながら危険を伴いますが、注意点を守れば問題はありません。細かい作業が好きな方には向いている作業といえます。
ピッキング
ピッキングとは、伝票や指示書に従って工場内の製品や商品を、その管理場所にいきピックアップする作業になります。
数量や行先、商品の種類によっては個人では持てなかったり、大量の数となる為、フォークリフトを使用する場合もあります。
移動することが多い作業となりますので、一カ所に留まっての作業が好きな方には不向きです。
検査
製品に異常や不具合が無いかどうかをチェックする仕事です。
ライン作業での場合が多いですが、製品次第では顕微鏡やマイクロメータ等の器具を使って細部まで検査をする場合もあります。
多くの製品の中から、不良品を探し続ける作業ですので、ある程度の持続した集中力が求められます。一つの事に没入して作業することが好きな方には向いています。
まとめ
製造業の代表的な仕事は以上となりますが、他にも組立や塗装などのお仕事もあります。派遣社員が任される仕事は比較的難しい作業ではなく、どちらかというと体を使った作業となります。工場や倉庫によっても、扱う製品や仕事内容は違いますが、やる気があれば問題はありません。どういった作業になるのか、面接時や就業前に派遣会社の担当者に確認しましょう。