派遣で働こうと考えたときに、必ずチェックするのはお給料の額。
やっぱり高時給には惹かれますが、それだけで仕事を決めてもいいものでしょうか?
そこで今回は、派遣の仕事選びで困っている方に向けて、派遣の仕事を選ぶ際のポイントについて説明していきます。
派遣社員は稼げないって本当?
派遣という雇用契約で働く場合、正社員と比べると賞与が無かったり、役職手当が付かなかったりする等、年収ベースで考えるとどうしても差が出る形が多くあります。
しかしながら、契約社員やアルバイト、パートと比べると時給では派遣社員の方が高い場合があり、月収も多くなるケースがあります。
ですので、「稼いでいる」「稼いでいない」というのはどの視点から考えるかによって変わりますので、考えるべき点は「今の収入で自分自身が満足しているかどうか」です。
時給以外の部分も確認しよう
高収入になればなるほど嬉しいのは確かですが、業務内容や雇用期間、人間関係など様々な観点から判断するべきです。
時給や給料だけで仕事を選択すると、他の部分で問題があった際に継続して勤務する事が出来なくなる場合があるので、そうなると結局仕事を変えることになり、休職期間中は収入が無いので年収ベースで考えるとマイナスとなります。
派遣の仕事を選ぶ時のポイントとは?
派遣の仕事を選ぶ際の考え方
働こうと考えたときに誰もが考えるのは「稼げる仕事」に就こうという事です。
派遣で稼げる仕事というのは結局のところ、時給や勤務地、業務内容や福利厚生等から総合的に判断する事になります。
どういう事かと簡単に言いますと、
A君=時給1,100円
B君=時給1,000円
という、2人の派遣社員がいたとします。
一見すると、A君の方が時給が100円高いので稼げる仕事のように見えるのですが、勤務地が違いA君の方が交通費が1日1,000円掛かったとします。そしてB君は交通費がゼロとします。
A君=時給1,100円、交通費1,000円
B君=時給1,000円、交通費 0円
となり、同じ1日8時間勤務とした場合ですと給料は1日800円の差があっても、A君の負担は1,000円もあるので、B君の方が200円浮いている形となります。
A君 給料8,800円-交通費1,000円=7,800円
B君 給料8,000円-交通費 0円=8,000円
つまり、時給の差があれど最終的な収支で考えるとB君の方が残る金額が多くなります。
時給だけで仕事を選ぶのは早計であり、総合的にみながら仕事を選ばないといけません。
時給以外の選ぶときのポイント
上記の例では時給と交通費だけで考えましたが、他にも、
- 残業時間の有無
- 祝日出勤の有無
- 制服は支給か自前か
- 福利厚生の有無及び内容
- 雇用期間
- 業務内容
- 資格手当があるかどうか
- 経験者の優遇はあるか
など、総合的に選別して、仕事を決めましょう。
まとめ
派遣での仕事を選ぶ際には、時給だけでなく業務内容や福利厚生等も観点に入れながら総合的に判断して選ぶようにしましょう。
また、派遣会社によって募集内容や取引先企業である派遣先が違うので、仕事を探す際には1社だけでなく、複数の派遣会社の求人広告やホームページを見るようにしましょう。