派遣社員の仕事の勤務形態は、派遣先企業によって様々です。
早朝からの仕事もあれば、夕方からの仕事もあります。
そこで聞き慣れない言葉ですが、「夜勤専従」という勤務形態をご存知でしょうか?
「夜勤は分かるけど、専従って?」
と思った方に向けて、今回は派遣の夜勤専従の仕事について説明していきます。
派遣社員の夜勤専従とは?
夜勤専従は、日勤と夜勤を交互に勤務する交代勤務等も無く、夜勤帯の時間のみ働く勤務形態の事です。
言葉の通り、昼勤は全く無く夜勤帯の時間のみとなりますので、夜型の派遣社員に人気となっています。
夜勤の派遣の仕事の種類
夜勤の派遣の仕事の種類は多種多様となっており、その範囲は工場や倉庫からコンビニや看護師派遣まで幅広くあります。
つまり、夜に稼働している会社やお店であれば夜勤帯の仕事がある可能性が高いです。
夜勤の派遣で働くメリットは?
夜勤の派遣で働くメリットは、
- 時給が高い。
- 交代勤務では無いので夜型には向いている。
- 通勤ラッシュを避けれる。
といった事が挙げられます。
時給が高い理由は二つあり、一つは22時から翌日5時までの間は夜間割増しによる時給になる事が法律で定められているのと、もう一つが夜勤帯の勤務は昼勤に比べると人気が無い為、求人の為に基本時給を上げている場合があるからです。
また、夜勤専従での派遣の仕事は昼勤と夜勤の交代勤務よりも生活リズムが一定となっていますので交代勤務制よりも夜勤専従を希望する方もいます。
通勤ラッシュを避けれる事も夜勤専従の大きなメリットの一つです。
満員電車や渋滞の中、働く前からクタクタになりながら通勤する昼勤より通勤時の負担が減ります。
夜勤の派遣で働くデメリットは?
夜勤の派遣で働くデメリットは、
- 友人や家族と生活リズムが合わない。
- 体調管理が難しい。
- 派遣先の社員が少ない場合が多い。
といった事が挙げられます。
やはり夜勤専従だと昼間に睡眠などの休息を取り、夜に仕事をする生活リズムになりますので友人や家族とスケジュールが合わなくなる可能性があります。
また、昼夜逆転に慣れていない派遣社員だと、働き始めの頃は体調管理が難しいかもしれません。
最後のデメリットとして「派遣先の社員が少ない場合が多い。」とありますが、これは日勤や昼勤と比べると、夜勤では派遣先の正社員の出勤数が少ない場合もあります。
そうなる事によって、何か質問したい時やトラブル等の際に対応出来る社員が少ない可能性があります。
夜勤の派遣で働く際の注意点
夜勤で働く際の注意点は、やはり体調管理です。
人間は日中に活動するように出来ていますので、自称夜型の方でも夜勤専従で働き始めると体調を壊す方もいます。
夜勤専従で派遣で勤めるという事は、休日以外は夜に眠れないという事を忘れないでください。時給の高さばかりに目が行くと、とんでもないしっぺ返しとして思わぬ体調不良になってしまう可能性もあるので注意して下さい。
まとめ
夜勤専従の派遣の仕事は時給が高く、通勤ラッシュも避けれるので夜型の派遣社員には人気です。
ですが、昼夜逆転の生活は慣れるまで体調管理が難しい可能性もあります。
時給が高いのは魅力的ですが、身体を壊してしまっては元も子もありませんので、本当に夜勤専従の仕事でいいのか、しっかりと考えてから就業しましょう。