派遣社員で働いていて体調が悪くなったり、
どうしても帰らなくてはならない事情が出来たとき早退をすることは可能でしょうか?
また早退をするという事は、業務に支障が出る可能性があるので、ペナルティ等もあったりするのでしょうか?
派遣社員で働くのが初めてだと、こういう事は誰に聞いていいのか分からなかったり、中々聞きづらかったりしますよね。
そこで今回は派遣社員の早退について説明していきます。
目次
派遣社員は早退することはできるの?
早退とは、予定する終業時刻前に勤務を終了し退社する事です。
正社員、契約社員、アルバイト、パートといった雇用形態を問わず、勤務中に早退する事は可能です。当然ながら派遣社員も早退することができます。
そもそも早退は出来る出来ないの問題の前に、「なぜ早退をするのか?」といった理由の内容が重要となります。
急に早退をするという事は、あなたの業務を誰かが代わりに行ったり、誰かの業務量が増えている可能性もあります。
「だるいから。」「なんとなく。」といったこれといった理由も無く、早退しようとするのは社会人として失格です。
早退するときは誰に言えばいいの?
早退する場合は派遣先企業の指揮命令者に、早退する意思と理由を伝えましょう。
その後派遣会社に連絡を入れ、早退する旨を伝えましょう。
早退の理由によって、派遣会社の担当者のフォローの内容が変わりますので、早退する理由や、次に予定する出勤日等をしっかりと伝えましょう。
また、病気やケガ等での早退の場合は、労災保険の適用となる可能性もあります。
その場合、派遣会社や派遣先企業によっては指定の病院や診療所がありますので、事前に確認しておきましょう。
早退しても給料はもらえる?
結論から言いますと、早退した場合その分の時間の給料はもらえません。
賃金とは労働の対価となり、従業員が労働を提供していない場合、使用者は賃金を支払う必要はありません。これを「ノーワークノーペイの原則」と呼びます。
つまり、早退した場合はその時間労働の提供が無い状態となり、派遣会社は派遣社員に対して給与を支払う義務が発生しないことになります。
早退した場合、有給休暇に切り替えはできる?
早退した後に、その時間を有給休暇に切り替える事は、派遣会社の就業規則によって変わります。派遣会社によっては、有給休暇の申請は口頭では無く書面での申請であったり、数日前の申請しか受け付けてくれない場合があります。
有給休暇の規定については、あらかじめ派遣会社の担当者に確認しておきましょう。
派遣社員が早退した時のペナルティはあるの?
派遣社員が早退した場合のペナルティは、基本的にはありません。
しかし、嘘をついたりいい加減な理由で早退を繰り返していると、契約更新がされなかったり、派遣会社から仕事を紹介してもらえなくなる可能性があります。
まとめ
体調が悪い時や、やむおえない事情がある時は、派遣先企業に早退する意思と理由を謝罪とともに伝えましょう。
また、早退する理由や意思をきちんと伝えているにも関わらず、難癖をつけて早退をさせてくれない派遣先企業や派遣会社だった場合は、その状況をメモして後日労働基準監督署に相談しましょう。