「もう派遣の仕事を辞めたい・・・。」
派遣先でのお仕事の内容が合わなかったり、人間関係に疲れてしまったり、または他の派遣先での就業などを考えたとき、今の派遣先でのお仕事を辞めたいと思いますよね。
「いや、そもそも派遣会社自体を辞めたい。」
そんな時、どうすればスムーズに退職出来るのか、今回は「派遣社員の辞め方」について説明していきます。
目次
辞めたい時はまず誰に言えばいいの?
実をいうと、退職にあたってはこの「誰に伝えるか」の部分が一番重要となります。この際によくある間違いが、「派遣先」に先に伝えてしまう事です。派遣社員の雇用元は、派遣元となる派遣会社となります。
ですので、退職の意思が固まった場合はまず初めに、あなたが在籍する派遣会社の担当者に伝えましょう。
退職をしたい場合はいつ言えばいいの?
派遣会社によって就業規則が違いますので、まずは入社時に派遣会社と交わした雇用契約書を確認しましょう。大抵の派遣会社は「退職日の1ヵ月前」となっています。
雇用契約書が手元にない場合や、紛失してしまった場合は派遣会社の担当者に確認しましょう。
どこで伝えるの?派遣会社に行かなくてはならないの?
緊急性のある退社の場合はその限りではありませんが、派遣会社の担当者との人間関係を考慮した場合、直接会ってから伝える事をお薦めします。
まずは電話で退職の意思を伝え、その後直接会ってから退職理由を伝えると、退職の手続きの時間が短縮されます。
契約期間中でも派遣社員は退職できる?
結論からいいますと、可能です。
現実問題として、派遣社員が契約期間満了で退社することは多くありません。そして、その理由としては家庭の事情やご自身の都合など、致し方ない場合もあります。
ですが、急な退職は派遣先の企業も派遣会社もあなたの代わりを早急に見つけなくてはならなくなります。「この日までは働いてくれないか?」と打診があった場合は、派遣先と派遣会社、そしてあなたの三者間でしっかりと相談して退職日を決めましょう。
派遣社員の退職時によくある注意点
派遣先や派遣会社から、貸与されているロッカーの鍵や制服を返却し忘れる事です。
特にロッカーの鍵は、次に入社してくる派遣社員が使用する場合が多く、返却し忘れると大変迷惑が掛かってしまいます。
また、社会保険証も退職日もしくは退職後数日間の内に返却しましょう。
返却物の渡し先は、派遣先の企業なのか派遣会社なのかは、派遣会社の担当者に確認しましょう。
間違っても、無断で「○○に置いてあります。」や「鍵はロッカーに指したままにしてます。」というような返却方法はやめましょう。
後で、返した、返していないのトラブルになる可能性があります。
営業マンや派遣先の引き留めがひどくて辞めれない!?
退職を伝えた際に、派遣会社の担当者や派遣先から執拗な引き留めに合う場合があるかもしれません。
その場合も、あなたの退職の意思が固ければしっかりと伝えれば何も問題はありません。
所定の手続きを行っているにも関わらず、退職に対してあまりにもしつこい引き留めがある場合は、最寄りの労働基準監督署に相談しましょう。
まとめ
派遣会社は他の業界と比べて、人の出入りが激しく、日々入社と退社を繰り返しています。
あなたが辞めることによって、派遣会社や派遣先が困るように見えますが、派遣会社はそういった入退社に関する事が仕事です。
辞めたいと思ったときは、早めに派遣会社の担当者に相談し、あなたの意思を伝えましょう。