派遣会社には大きく分けて2種類の派遣会社があります。
法を遵守している派遣会社と、法を守っていない派遣会社です。
当然ながら、法を守っていない派遣会社が悪徳な違法派遣を行っているのですが、どのような部分が悪徳派遣会社となるのでしょうか?
また事前に悪徳派遣会社を見抜く方法はあるのでしょうか?
悪徳派遣会社の判別方法とは?!
契約書類に不備がある
雇用条件や就業条件が記載されている就業条件明示書や雇用契約書に、記入漏れや渡し忘れ等の不備がある場合は悪徳派遣会社の可能性が高いです。
就業当日までに理由もなく雇用契約書をもらえない場合は、就業までに辞退することも視野に入れましょう。
社会保険に加入できない
社会保険や厚生年金にいつまでたっても加入しない派遣会社は要注意です。
通常、法人は1ヵ月以上の契約での勤務であれば、「常用使用」ということで社会保険に初日から加入しなければなりません。
それにも関わらず、加入の案内すら無い企業は極めてブラックと言えますので、この部分は判断材料としてみましょう。
担当者が横暴
派遣会社の担当者にしろ、派遣先の指揮命令者にしろ派遣社員に対して横暴な態度はパワーハラスメント、いわゆるパワハラに当たります。
通常のやりとりの中で、怒鳴り声を上げたりこちらからの質問を無視したりと、業務に支障が出るもしくはあなたが苦痛に感じるのであれば、最寄りの労働基準局に相談しましょう。
ですが、そのような企業は労働基準局から是正指導があったとしても、表面上の解決しかしないケースが多いので、退職を視野に入れておきましょう。
その場合、事前に複数の派遣会社に登録しておくと転職がスムーズになるのでお勧めです。
有給が取れない
日本の企業で有給制度を奨励している会社が少ないのは事実ですが、所定の手続きを踏んだにも関わらず一向に有給制度が利用できない会社はブラック企業確定です。
「派遣社員には有給は無い」という根も葉もないことを言う派遣会社の担当者もいますが、そんなわけありません。
条件が整えば、どんな雇用形態でも有給は発生します。
まとめ
労働法や派遣法を遵守していない派遣会社は、残念ながら多数存在します。
もしそのような会社に入社してしまった場合は、雇用される側の立場だからと泣き寝入りせず、労働基準局に相談し、それでも解決されない場合は転職しましょう。