「派遣社員で働くメリット・デメリットは?」
「派遣会社に登録する際、注意することはあるの?」
「派遣会社っていろいろあるけど、どうやって選べばいいの?」
派遣社員として働くことを考えているあなたもこのような疑問を抱えていませんか?
派遣社員として働く中でどんなメリットやデメリットがあるのか知りたい方も多いと思います。
そこで今回は、派遣社員のメリットとデメリットについて説明していきます。
目次
派遣社員で働くメリット
自分の希望する条件で働ける
派遣では、自分の求めるライフスタイルに合う職種や、勤務時間、勤務地など、希望する条件を設定し、仕事を探すことができるメリットがあります。
直接雇用の正社員とは違って派遣の仕事内容は契約によって定められるため、契約以外の仕事、残業などは基本的には発生することはありません。
例えば、
「プライベートも充実させたい」
「子供たちや家族との時間を大切にしたい」
などといった要望をお持ちの方には自由度が高く、理想的な働き方がしやすい環境になります。
自分の技術磨きやスキルアップができる
様々な企業や職場を経験しスキルアップできるのも派遣の大きなメリットです。
一つの企業に長年ずっと勤めていると、他社の様子や雰囲気などがなかなか分かりません。
派遣にはベンチャー企業(新しいサービスやビジネスを展開する小・中規模企業)から大手企業まで様々な企業や職場を体験できるチャンスがあります。
正社員として入社するのは難しい企業でも派遣としての立場だと働くチャンスをつめるかもしれません。
また、同じ業界やよく似た職種でも働き方はその企業のよって異なるため、いくつかの企業で働くことでたくさんの経験値を積むこと、そして自分の技術に磨きをかけることができます。
仕事を選択できる
派遣会社ではそれまでの経験を生かせる職場や企業を見つけられるようサポートしています。
あなたが「語学力を生かせる仕事をしたい」など自分の専門性や知識を生かしたいと考えている場合、それに合わせた職場を選ぶことができます。
派遣会社が相談にのってくれる
仕事上の悩みはどこに相談すればよいのでしょうか?
正社員や契約社員の場合、仕事上の悩みや不安を上司に伝えることは多少なりとも勇気がいり、相談することをためらってしまうかもしれません。
でも派遣ならば、派遣会社の担当者が仕事上の悩みについて話をきいてくれたり相談にのってくれます。派遣社員として就業後は派遣会社の担当者が派遣先企業とあなたとの間に入ってサポートしてくれるので安心して仕事ができます。
また、将来実現したいことを相談すれば、自分では想像のつかなかったアイデアを提案をしてくれる可能性や、長期的なキャリアプランをお考えの場合は一緒に考えるお手伝いもしてくれます。
派遣社員で働くデメリットとは?
派遣の期間が定められている
派遣社員として働く場合、契約期間が定められている有期雇用契約がほとんどです。
また、同一の派遣先企業で同じ職場で働けるのは最長でも3年となり、それを過ぎると、
- 派遣先企業の別部署に異動する。
- 派遣先企業を変更する。
- 派遣先企業で直接雇用となる。
といった形で、上記の選択肢のいずれかを選ばなくてはいけません。
同じ部署で長期的にスキルアップを目指したい方は、直接雇用を前提とした紹介予定派遣がおすすめです。
ボーナスが貰えない
派遣社員の給料は主に時間給となっており、派遣先企業の正社員がボーナスがあったからといって、ボーナスが貰えるわけではありません。
また、ボーナスのほかにも、派遣会社によって交通費が支給されるところもありますが、多くの派遣社員は自己負担です。
高時給が魅力的な派遣先でも、交通費を差し引いたあとの金額を考える必要があることに注意しましょう。
仕事内容の評価やスキルが給与やボーナスに現れる正社員とは異なり、さらに交通費が支給されない場合があるなど、派遣は正社員と比べて待遇が異なる部分も少なくありません。
未経験だと給与のよい仕事をみつけるのが難しい
システムエンジニアや、デザイナー、薬剤師などの専門職は給与が高いですが、特別な知識やスキル、資格が必要ない場合に関してはそれよりも低くなります。
【一般的な給与】
○経験者 時給 1.500円~4.000円
○未経験者 時給 1.000円~1.500円
このように経験の有無で給与の面で大きな差があります。
また高時給であったり、待遇のよい仕事は倍率も高くなるため、未経験だと希望する給与のよい仕事を見つけるのは難しいのが実際の状態です。
最初は給与や職種の範囲を狭めず、「一般事務」「受付」「秘書」「テレフォンオペレーター」など、一度融通のきく案件を経験しその業界の経験者となることで、その後の仕事を選択する幅や、世界が広がっていくでしょう。
派遣社員で働く際の注意点
派遣会社の選び方
派遣社員を希望する場合、まず派遣会社に登録をします。
ここで気を付けなければならないのが、派遣会社の選び方です。同じように感じる派遣社員でも、派遣会社によって保有している求人情報は異なります。
事務職をメインとした派遣会社や、エンジニアを専門とする派遣会社など、その会社ごとに特色を持っていることもあるので注意が必要です。
もし、あなたの働きたい職種が限定されている場合には、その職種に特化した派遣会社を選ぶことををおすすめします。
特化型の派遣会社の担当者は、その派遣会社に特化した職種に関する知識が豊富であるため、より詳しく説明を受けることができ、その職種特有の悩みなどについても相談することができます。
また派遣期間の更新や勤務時間条件の交渉などは、自分で行うのではなく、派遣会社の担当者に委ねることになります。
担当者のスキルによっては思うように上手く交渉が進められないことも考えられる場合もあります。
まとめ
派遣社員には、
- 自分の希望する条件で働ける。
- 技術磨きやスキルアップができる。
- 仕事を選択できる。
- 派遣会社が相談にのってくれる。
- 未経験からでも始められる仕事がある。
といったメリットがあります。
その一方で、
- 派遣の期間が定められている。
- ボーナスが貰えない。
- 正社員と比べて待遇が異なる。
- 未経験だと給与のよい仕事を見つけるのが難しい。
- 経験の有無で給与に大きな差がある。
といったデメリットがあることも実情です。
派遣会社を選ぶ際にも、
- 派遣会社によって保有している求人情報が異なる。
- その職種に特化した派遣会社も存在する。
- 派遣先企業との交渉は派遣会社の担当が行う。
というようにいくつかの注意点があることも見てきました。
これらの様々なことを視野にいれて自分のライフスタイルや、今後のライフプランに合った働き方をしっかりと考えて、選んでいきましょう!