面接の中で自身、自身の短所を聞かれた経験がある人は多くいるのではないでしょうか。
短所は自分にとって弱い部分や欠点なので、あまり答えたくはないと思う人も少なくないのではと考えられますが、面接官はこの質問を通してただ短所を聞いているだけでなく、色々な面を見ています。
すぐに答えられないということは、自分の短所を自分の中で分かっていない、自己分析ができない人というマイナスな印象を与えかねません。
また答え方によっては短所でもポジティブなイメージを持ってもらえる場合もありますが、中には悪印象を与えてしまう絶対に言ってほしくない答え方もあります。
今回はそんな短所の悪印象を与えてしまう答え方についてお話していきます。
「飽きっぽい」と答えてしまう
もし、あなたが今まで趣味や勉強などが飽きっぽいことが原因で長く続かなくて、自分のそんな飽きっぽいところを短所と自覚していても、絶対に「私の短所は飽きっぽいところです」と言うのはやめましょう。
どの会社や企業の面接官も、「採用した人には長く働いてもらいたい」と考えています。
飽きっぽいという言葉や、それをイメージさせてしまうような答え方は、
「もしこの人を採用しても、自社での仕事もすぐ飽きて長く続かないだろうな。」という印象を与えてしまいます。
言い方を換えて、「色々なことに好奇心があり、なかなか一つのことに集中できない」と伝えても、結局は「物事を長く続ける力がない」ということになってしまいますよね。
面接の中では、飽きっぽいことに関する言葉は絶対に言わないほうがいいでしょう。
「人見知り」という言葉を使ってしまう
自分の中で直したいと思っていてもなかなかすぐには克服できない「人見知り」。
人見知りなこと自体がだめなことではありません。どうしても人と話をするのが苦手だと思う人がいても当然ですよね。
ただ、多くの仕事は一人ではできないので、人に接することや話をするのが苦手ということは社会人としては少し難しいところがあるでしょう。
どの企業でも、「人見知り」ときくと「仕事に支障をきたすのでは」と判断されてしまいます。
決して人見知りなことを責めたりしないでくださいね、ただ面接の中で「人見知り」という言葉はあまり良い印象は与えないということです。
面接でもスムーズに受け答えができるように、前もって準備をし、自信を持って面接に臨めるように練習しておきましょう。
同じ失敗を繰り返した経験を話してしまう
同じ失敗を何度も繰り返すということは、「失敗から何かを学び、改善していこうとする力がない人」という印象を与えてしまいます。
「同じ失敗を何度繰り返しても諦めずに最終的には完成した、できるようになった」と聞くと、一見「粘り強い」「すぐに諦めない」といったポジティブなイメージを持ってもらえるような気もしますが、会社や企業が求めているのは、あくまでも「自分で考え、行動できる力がある人」です。
そのため「私の短所は、同じ失敗を繰り返してしまうことです」と伝えてしまうと、やはりその失敗から何かを学び、改善しようとしているとは、なかなか感じることはできませんよね。
会社や企業の面接官からすると、求めている人物像ではないと判断されてしまいます。
また直接「短所」として答えなくても、そのことが分かってしまうような体験やエピソードを話すこともやめておきましょう。
まとめ
今回は、面接で聞かれる短所の悪印象を与えてしまう答え方についてお話してきました。
人それぞれ短所も長所もあります。この短所はいい、この短所だからだめ、ということは決してありませんが、面接の場合はやはり短所でも伝え方によってはプラスなイメージを与えることができるものと、そうではないマイナスなイメージしか与えないものがあるので、「私の短所はこれだから」とそのまま伝えることはやめましょう。
まずは自分のことをしっかり見つめてみて、短所を考えてみてください。
また、短所を克服するためにしている努力なども一緒に話すと好印象です。
前もってしっかり準備して、いざ面接で聞かれても自信を持って答えられるようにしましょう。