派遣社員が一人暮らしや、家族とともに賃貸物件を借りようとしたとき。
雇用期間が決まっている派遣社員の立場でも、入居する事は可能でしょうか?
また、入居審査ではどういった部分が審査されるものなのでしょうか?
そこで今回は、派遣社員の賃貸物件の入居審査について説明していきます。
賃貸物件の入居審査とは?
賃貸物件の入居審査とは、入居希望者の情報を元に「支払い能力はあるか」や「滞納の前歴はないか」など入居にふさわしいかどうかを、大家や管理会社が決める審査の事です。
一般的な入居の基準の審査項目は、
家賃に対しての年収
職業、勤務先、勤続年数
連帯保証人の有無
滞納歴の有無
見た目や人柄
といった各項目から総合的に判断し、審査されます。
特に見た目や人柄は、不動産屋に何気なく立ち寄った際からみられていますので、言動や身だしなみには注意しましょう。
派遣社員は入居審査に通りにくい?
派遣社員が賃貸物件の入居審査に通りにくいとされている最大の理由は、派遣社員の多くには雇用期間の定めがある事です。
雇用期間が満了となり次の派遣先での就労が無い場合、収入が途切れてしまいますで、そういった部分から派遣社員の入居を嫌がる大家や管理会社がいます。
また、派遣会社での就業が始まっていない場合は、入居審査を通過する確率は下がります。その場合は、賃貸物件の審査に受かるまでの期間だけ派遣会社の寮に入居するなどして、就業実績を積みましょう。
派遣社員が賃貸物件を借りる為の5つの確認事項
派遣社員が賃貸物件を借りるためには、下記の5点を確認しましょう。
- 家賃が収入に見合っているか
- 勤務実績はあるか
- 雇用契約期間はいつまでか
- 過去に滞納歴はないか
- 保証人を誰に頼むか
雇用契約期間の確認は、雇用契約書をみるか派遣会社の担当者に確認するようにしましょう。
また、保証人が見つからない場合は物件によっては保証会社を利用できる場合があります。その場合は、不動産屋に保証人がいない旨を伝えるとともに、保証会社の利用を申し出ましょう。
また、携帯電話やクレジットカードの滞納歴がある人も審査に影響が出ます。
こんな時のためにも支払い関係は送れず処理するようにしましょう。
賃貸物件を借りれなかった場合は?
通常、賃貸物件を借りれなかった理由は大家や管理会社によって違うのですが、審査に落ちる大抵の理由は下記になります。
まだ就業が始まっていない
過去に滞納歴がある
前科がある
連帯保証人をつけれない
見た目や人柄が良くない
自己破産歴がある
といったものとなります。
過去の滞納歴等は変える事はできませんが、見た目や人柄をよくすることはできます。
また、不動産会社や物件によっても審査基準や方針が異なりますので、一度落ちたからと諦めず他の物件の審査も受けてみましょう。
⇒【派遣の紹介予定派遣とは?】
まとめ
派遣社員が賃貸物件の入居審査に通過するには、就業実績が重要となります。
働き始める前となると、審査にも通りにくくなるので住むところが無い方は、派遣会社の寮に入るなどして、勤務実績を積み上げていきましょう。
⇒【派遣の短期の仕事とは?】
⇒【派遣の長期の仕事とは?】
外国人派遣の新しい制度「特定技能」ってどんな制度?