派遣社員として働こうと考えたときに、一人ではなく友達と一緒に働きたい場合。
同じ派遣先で同じ部署で勤務する事は可能でしょうか?
また、そういった場合の応募や面接は一人の時とは違った形になるのでしょうか?
そこで今回は、派遣で友達と一緒に働きたい場合どうすればいいか考えていきましょう。
目次
派遣で友達と働く場合の流れ
ここでは友達と派遣会社で一緒に働きたい場合、どういった流れで就業に至るのかを順に説明していきます。
①募集人数を確認する
求人広告や派遣会社のホームページ等から働きたい求人案件を探し出し、さらにそこから募集人数が「大量募集」や「数名以上」と明記されているものに絞りましょう。
募集案件によっては「お友達との応募大歓迎」や「友人との応募可」と記載されているものもあります。
また、派遣会社の求人案件は派遣先企業によって変わります。当然ながら、一名の募集もあれば三十名以上の大量募集の場合もあります。
友達と一緒に働きたい場合は、二人での採用確率を上げるためにも募集人数を意識しましょう。
また、求人広告や派遣会社のホームページ等に募集人数が記載されていない場合は、派遣会社の担当者に電話もしくはメールで確認しましょう。
②派遣会社に応募する
二人で働きたい仕事が見つかったら、実際に派遣会社にエントリーもしくは面接を受けたい旨を電話かメールで伝えましょう。
その場合、一人が電話を掛け「友達と一緒に働きたいんですが…」と派遣会社の担当者に伝えても問題ありませんし、一人づつ別に応募電話を掛けても構いません。
その際に二人一緒の面接か、別々での面接になるかどうかも確認しておきましょう。
なぜならば、派遣会社は一人でも人材が欲しいのです。
一名より二名の応募を喜ぶのは必然と言えます。
③面接や登録会に出る
面接や登録会に参加した際に注意しなければならないのが、二人とも採用されるかどうかは分からない事です。
いくら大量募集の案件でも、スキルや経験、人柄や見た目などから一方は採用で一方は不採用という事はいくらでもあり得ます。また、同じ派遣先企業では勤められても、働く部署は違うケースもあります。
そういった場合には、二人とも辞退をするのか、それとも一人で働くかは事前に二人で決めておきましょう。
⇒【派遣で長期で働く場合は?】
⇒【派遣で短期で働く場合は?】
派遣で友達と働く際のメリット
派遣で友達と一緒に働くメリットは何といっても、友人の存在による心強さです。
一人で初めて就業となると不安で緊張する方でも、気の知れた友達と一緒なら勇気を出して出社できる場合があります。
そして就業期間中も、業務内容や関わる人間関係が同じだと悩みを共有しやすくなり、ストレスが軽減されます。
派遣で友達と働く際のデメリット
雇用期間の定めのある派遣社員の場合、契約期間の長さは派遣社員によって個別に違います。その為、就業開始日は同じでも雇用期間満了日は別々になる可能性があります。
その場合も契約更新を一緒にするのかしないのかを事前に話し合っておきましょう。
また、一人が派遣先の業務や人間関係と合ったからといってもう一人が必ずしも合うとは限りません。友人と言えど別の人間なので当然です。
派遣で友達と一緒に働く場合の注意点
派遣社員として友人と働く場合、そのタイミングには注意が必要です。
その理由は、派遣会社の紹介キャンペーンの存在にあります。
派遣会社によっては人材を集める戦略として「友達紹介キャンペーン」と銘打ち、知り合いや友人を雇用元の派遣会社に紹介し、実際に働くと紹介者や友人にクオカード等が配られるものがあります。
そういったキャンペーンでは、同時応募の場合は適用されないケースもありますので注意が必要です。
まとめ
派遣会社は一人でも人材を多く集めたいので、友人との応募は大歓迎です。
しかしながら、条件面や就業面でも友人と同じ意見や感想になるかは実際に勤務してみないとわかりません。
勤務態度や仕事の習得度、資格の有無によっては、一人の時給は上がったのにもう一人は上がらない場合や、雇用期間の長さに差が出たりと待遇や条件も変わる可能性があることを覚えておきましょう。