特化型の派遣会社というものをご存知でしょうか?
労働派遣法改正前の「特定型派遣」と混合される方もいますが、意味合いは全然違います。
では、特化型の派遣会社はどういったものなのでしょうか?
一般的な派遣会社との違いはあるのでしょうか?
そこで今回は、特化型の派遣会社はどういったものか説明していきます。
特化型の派遣会社とは?
特化型の派遣会社とは、職種や特定の層に限定した派遣をする会社の事です。
一般的な派遣会社と許可関係や営業形態が違うわけではありません。
ではなぜ特化型の派遣会社が存在するかと言いますと、職種や層を限定することによって資格保持の人材が集まりやすくなったり、派遣先企業に営業するにあたって他の派遣会社と差別化を図れることが出来るからです。
また、働く派遣社員にとっても同じ職種や層の人間だと、気が合いやすいというのも利点です。
職種に特化した派遣会社
職種に特化した派遣会社は、ある一定の職種に対して派遣している派遣会社になります。
など、様々な職種の特化型派遣会社が存在します。
特に国家資格が必要となる看護師や薬剤師に特化した派遣は、直接雇用で働くよりも時給が高い場合が多い為、資格を持っている求職者にも人気です。
自身の持ち合わせている資格や経験、興味のある分野があれば一般的な派遣会社よりも特化型の派遣会社に登録する事をおすすめします。
特定の層に特化した派遣会社
特定の層に対して特化している派遣会社は、
- 中高年や高齢者
- 学生や主婦
- 外国人
といった層を求めている派遣先企業と取引し、その層の方に対しても条件面等で働きやすい環境を整えています。
一般的な派遣会社では見つかりにくい条件を希望の求職者も、特定の層に特化した派遣会社だとすんなりと見つかる場合もあります。
特化型の派遣会社で働くメリットは?
特化型の派遣会社で働くメリットは、その層に当てはまっている場合は採用率が高く、時給も一般的な派遣会社と比べると高い場合もあります。
また、主婦や学生は扶養の問題があったりする場合は勤務時間や出勤日の調整をしてくれたりと、立場を理解してくれているのも助かります。
特化型の派遣会社で働くデメリットは?
特化型の派遣会社で働く際のデメリットは、他の派遣先に変更する際に取引先である派遣先の企業数が少なかったり、異業種の仕事が無かったりすることです。
「特化」というだけあり、派遣先を選ぶ範囲も一般的な派遣会社と比べると狭い場合があります。
もし、特化型の派遣会社に面接や登録に行く際は、「もし今の派遣先が合わなかったら」といった話を派遣会社の担当者に確認しておきましょう。
まとめ
特化型の派遣会社で働く場合は資格を持っていたり、その派遣会社の層に当てはまっていれば、一般の派遣会社よりも採用率は上がりますのでおすすめです。
特化型の派遣会社を探す場合は、ネットの検索で「派遣 (特定の職種)」や「派遣 外国人」といった形で検索すれば見つかりやすいかと思います。